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手汗(手掌多汗症)の治療

手汗(手掌多汗症)の治療

手汗(手掌多汗症)の治療について

20%塩化アルミニウム液、30%塩化アルミニウム軟膏の処方および、
保険診療による、イオントフォレーシスによる治療を行っております。

  1. 「20%塩化アルミニウム液」の外用をまず行います。
  2. 重症の場合は密封療法(ODT療法)を行います。
    密封療法(ODT療法)
    寝る前に、以下の順序でお手入れします。
    1. 刺激皮膚炎を避けるため、手のひら以外にあらかじめワセリンを塗っておきます。
    2. 「20%塩化アルミニウム液」を手のひらの汗の出る部分に大量に塗り、綿手袋をします。綿
    3. 手袋の上にさらにゴム手袋をして次の日の朝までそのままにします。
    4. 朝、手を洗い外用液を洗い流します。
    効果がでるまで連日行います。効果がでた後は適度な間隔で治療を行います。
  3. さらに重症の場合、希望により「30%塩化アルミニウム軟膏」を塗ったり、密封療法(ODT療法)をすることもあります。
  4. 塩化アルミニウム軟膏の外用や、ODT療法が効かない場合には、イオントフォーレシスによる治療を行います。

イオントフォレーシス療法

手汗の水道水イオントフォレーシス療法

イオントフォレーシスは、手掌、足底の多汗症には非常に有効な治療法です。
手汗の治療法にはまず、塩化アルミニウム液の外用や、ODT療法をしますが、それが効かない場合にイオントフォレーシスによる治療を行います。

  • 電流を通電することにより生じる水素イオンが、汗孔部を障害し狭窄させることにより、発汗を抑制すると考えられます。
  • 水道水の入ったトレイに両手を入れて、20分間の通電を行います。
  • 2か月間ほど週1回の通院で治療を行った後、症状が落ち着けば月1回程度の治療を行います。

 治療には健康保険が適応となっています。

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