輸血を拒否される患者・家族の皆様へ

　当院では、宗教上の理由などにより輸血拒否を表明される患者さんの意思を尊重し、無輸血治療のための努力はいたしますが、輸血以外に救命手段がないと判断した時は、「相対的無輸血」で対応いたします。

無輸血治療を希望する患者さんには、可能な限り輸血に代わる方法をもって最善の治療努力を行いますが、輸血以外に救命の方法がないと複数の医師が判断した時は輸血を行います。
生命を救うために輸血が必要な場合、当院の方針、輸血の必要性と輸血を行わない場合の危険性等を十分に説明し、患者さんの同意を以って輸血を行うことを基本とします。
無輸血治療の意向があることを理由に診療をお断りしません。
あらかじめ輸血を避けられない可能性があると判断されるにもかかわらず、輸血の同意をいただけない場合、当院での治療は困難です。
患者さんが持参する免責証明書等、「絶対的無輸血」に同意する文書に署名はいたしません。
以上の方針は、患者さんの意識の有無、自己決定権の有無、成年・未成年の別にかかわらず適用します。