スギ花粉症の舌下免疫療法（シダキュア）

スギ花粉症の舌下免疫療法（シダキュア）とは

シダキュアは、スギ花粉を原料として作られています。
スギ花粉症の舌下免疫療法は、アレルギー症状を引き起こす原因となるスギのアレルゲンを、 舌の下に投与することによってアレルギー症状を和らげる治療法です。

採血をしてスギ花粉症と確定診断された患者さんが治療を受けることができます。

副作用として、口の中の浮腫、かゆみ、のどの刺激感などがでることがあります。
急性の過敏反応によりアナフィラキシーとなるおそれもあります。

治療の手順

花粉が飛んでいない６月から11月頃までに治療を開始する必要があります。

副作用を防止するために初回は医師の説明をうけ、診察室でシダキュア2000を舌下に投与し、30分間観察します。

異常がなければ、以後1週間2000単位のシダキュアで治療を行います。
１週間後再診し、5000単位のシダキュアで治療を続けます。

舌下に、1分間保持した後、飲み込んで5分間は、うがいや飲食をしないでください。
舌下後2時間は激しい運動、アルコール摂取、入浴などは避けるようにしてください。

徐々にアレルギー症状は緩和されていきますので、3年から4年にわたり長期継続する必要があります。