皮膚の下に皮膚と同じ構造をした袋ができたものです。
その中に粥状をした「あか」や「あぶら」が貯まってできたしこりで、 体中のどこにでも出来る良性の腫瘍です。真ん中に黒い開口部が見られます。
日帰り手術が可能です。
局所麻酔で皮膚切開をして内容物を袋ごと摘出し、皮膚縫合をします。
大きくなる前に手術をしたほうが傷跡も小さくてすみます。
開口部の皮膚をくり抜いて内容物を排出した後に袋を摘出します。
傷跡が小さく目立たなくできます。
小さな、炎症を伴っていない粉瘤に適応になります。
手術後は出血をおさえるため、数日、入浴、お酒、運動を控えていただきます。
手術の次の日、1週間後に再診していただき傷の処置を行います。それ以外の日は自宅で消毒を行っていただきます。
2週間後に病理組織の検査結果をお伝えしております。