ニキビは毛穴が角化によりつまって、毛穴の中で皮脂がたまる、面皰(めんぽう)という状態になってできます。 さらに、アクネ桿菌(かんきん)という細菌が毛穴の中で増えて炎症を引き起こします。
当院では、日本皮膚科学会の尋常性ざ瘡治療ガイドライン2016にしたがってニキビの治療を行っております。
炎症性のニキビと面皰(毛穴のつまり)がある時期には、炎症に対する治療として抗生物質の飲み薬や塗り薬、 ベピオゲルを用います。
毛穴のつまりの改善に最も効果的な薬はディフェリンゲルですが、べピオゲルにも軽度ですが毛穴のつまりの改善させる効き目があります。
急性炎症期の治療は3カ月間ほどで終了として維持期の治療にうつります。
炎症性のニキビがなおった後の、軽い炎症と毛穴のつまりが残っている時期には、毛穴のつまりに対する治療を続けます。
ニキビの炎症はアクネ桿菌という細菌によって引き起こされるため、 中等症から重症の炎症を伴うニキビの治療には、抗生物質の内服をします。
当院では、ビブラマイシンまたはファロムを処方します。
軽症から重症の炎症を伴うニキビの治療には、抗生物質の塗り薬を使います。
当院では、ゼビアックスローションまたはダラシンTゲルを処方します。
べピオゲルは、ニキビを引き起こす細菌のアクネ桿菌を殺菌して炎症性のニキビを改善させます。 角質を軽く剥離する作用がありますので、毛穴のつまりを改善させる効果もあります。
副作用として塗った部位が赤くなったり、皮膚が軽くむけたりすることがあります。
面皰(毛穴のつまり)の改善に効果の高い薬です。 毛包の角化を正常化させ新しい毛穴のつまりをできにくくします。 これにより、毛穴のつまりに引き続いておきる炎症も予防したり、直接的な抗炎症作用を持つことが知られています。
副作用として塗った部位が赤くなったり、皮膚が軽くむけたりすることがあります。妊娠中の方は使用できません。