院内の各スタッフや調剤薬局等と連携をとりながら、『正しい薬が患者さまに正しく使用される』よう日々の業務を行っています。
主に調剤、製剤、医薬品情報、薬品管理、病棟業務、服薬指導等の薬剤業務を通じ、病院における医薬品のリスクマネージャーとして医薬品の適正使用を推進し、患者さまに良質かつ適切な医療を提供するよう努めています。
現在は医師・看護師の業務負担軽減のための病棟業務の活性化や患者さまに対する薬物療法の安全性や有効性をさらに高めることを目標としています。
患者さまに対して「わかりやすく、親切に」をモットーにより顔の見える薬剤師を目指していきたいと思います。
処方された薬の飲み方や量、相互作用(薬の飲み合わせ)などをチェックし、間違いのないよう細心の注意を払い患者さまへお薬をお渡しします。
当院では平成11年より外来患者さまの処方は院外処方となり、院内の薬局では入院患者さま主体の業務内容となっています。
また平成29年より電子カルテが採用されており、オーダーシステムを使用して医師が処方し、院内処方の場合薬剤師が処方確認をして処方箋を発行、調剤しています。
注射箋による個人セットも行っています。抗癌剤については、薬剤師が全て化学療法準備室にて調製しています。
入院中の患者さまに対し、服薬指導等を通して薬の正しい使用方法、 服薬の意義などを理解してもらい、アドヒアランス(服薬遵守)を向上させると同時に副作用、 相互作用などをチェックすることにより、効果的かつ安全な薬物療法を行うことを目的とした業務です。
患者さまのベッドサイドで薬について説明したり、質問にお答えしたりして 薬に対する不安や疑問をなくし、安心して服薬していただけるよう指導しています。
また患者さまから得られた情報は、医師等の医療スタッフにフィードバックし、チームで対応します。
医薬品情報室では、良質かつ適正な薬物療法の発展をはかり、医療の向上と効率化に寄与することを目的としています。
医薬品に関する情報を集積し、整理し提供するとともに、院内・院外からの問い合わせに対応しています。
また、電子カルテを使用した処方、注射のオーダー業務の支援、整備を行っています。
調剤、服薬指導が主な仕事の病院薬剤師ですが、近年では病棟業務が活発に行われています。当院でも入院時に持参された内服薬の鑑別や内服カートへの薬セット、患者さまの薬の残薬管理、医師との処方相談、また投与ルートや配合変化などの情報提供を通して医師、看護師の業務負担軽減に貢献しています。
病棟担当の薬剤師は病棟のカンファレンスに参加し他の医療スタッフと情報を共有して患者様の治療に参加しています。