1. 当院は、セカンドオピニオンのご希望に対応しています
セカンドオピニオンとは、患者さんがより良い治療方法を選択し納得して治療を受けるための判断材料となるよう、現在の主治医とは別の医師に診断内容や治療方法等に関して「第二の意見」を聞くことです。治療法への理解を深める、あるいは別の治療法の選択肢が広がるなどのメリットがあります。ご希望がありましたら、まずは主治医にご相談ください。セカンドオピニオンを受けられる場合は、お聞きになりたいことを事前にまとめておくとよいでしょう。
2. 他院からの受入
当院以外の医療機関で治療中の患者さんが、当院医師にセカンドオピニオンを求めることができます。
- あらかじめご準備いただいた資料(紹介状、検査資料一式)をもとに、ご相談に応じます。セカンドオピニオンでは、検査、治療などの診療行為はおこないません。
- 料金は自費(全額自己負担)となります。相談時間30分:5,500円(税込)。1件当たりの相談時間は最大で1時間半までとさせていただきます。
- 主治医宛の返書の文書料は相談料に含まれます。
- 完全予約制です。当院地域連携室までお問い合わせください。
3. 対象疾患
内科系
循環器内科 | 虚血性心疾患、末梢血管疾患、慢性心不全、心筋症の画像診断 |
外科系
泌尿器科 | 副腎・腎臓・尿管・膀胱・前立腺・精巣の腫瘍(癌)、尿路結石、機能障害(排尿異常など) |
乳腺外科 | 乳腺疾患全般 |
ご相談窓口 | 地域連携室
月曜日~金曜日(祝日を除く) 09:00~17:00
TEL:0550-83-3333 |
4. 相談の対象となる方(完全予約制)
ご本人の相談を原則としますが、セカンドオピニオン受診同意書をお持ちになればご家族のみでも受診可能です。なお、患者さんが未成年の場合には、続柄を確認できる書類を(健康保険証など)お持ちください。
5. 相談をお受けできない場合
ご本人とそのご家族以外は受診できません。また、ご家族でもご本人の同意書をお持ちでない場合には相談をお受けできません。
- 診療情報提供書がない場合。
- 主治医に対する不満、転医希望、医療事故に関する相談には一切応じられません。
- 相談内容によってセカンドオピニオンよりも一般外来の受診をお勧めするほうがよいと判断される場合には、別途一般外来診察予約をおとりします。
6. 相談内容の具体例
以下に事例をお示ししますが、ここに掲載されていないことに関しても相談は可能で す。ご連絡の相談内容について、担当医師が予め判断したうえで、実際の受診の可否を決定いたします。内容によってはお断りする場合もございますので御了承ください。
- 病状説明、治療方針の説明、治療経過の説明に納得しているが、今一度他医療機関 との専門医に再確認したい。
- 治療方針に同意を求められているが、今ひとつ決心できないとき。
- 現在の治療に不安を感じるとき。
7. 相談までの流れ
完全予約制ですので、以下の手順で地域連携室にお申込みください。まず、地域連携室にお電話をお願いします。直接来院されても対応できません。地域連携室窓口で相談内容等確認後、以下の書類をお送りいたします。
- 「セカンドオピニオン外来のご案内」
- 「セカンドオピニオン依頼申込書」
- 「セカンドオピニオン受診同意書(家族のみで相談を受ける場合に必要になります)」
8. 各種資料・書類の準備と郵送について
- 現在かかりつけの医療機関から「診療情報提供書」に検査結果、病理検査結果、画像結果、画像所見などを添えて医療・介護連携室へ郵送にてお送りください。
- 診療情報提供書は、現在受診中の医療機関の様式をご使用ください。紹介状が到着したのち、セカンドオピニオン外来の予約日時を決定します。
- 「セカンドオピニオン依頼申込書」を当院地域連携室までご郵送ください。なお、ご家族のみでの相談をご希望の場合には「セカンドオピニオン受診同意書」についてもご郵送ください。
- 「セカンドオピニオン依頼申込書」、「診療情報提供書」等に基づき、地域連携室が各診療科に予め受診内容を打診した後、受診日を決定し、本人宛(本人が来院する場合)または現在かかりつけの医療機関宛(ご家族のみの来院の場合)に受診日のご連絡と、郵送またはFAXでの予約票の送信をおこないます。
- 予約票と相談者の本人確認ができるもの(保険証、免許証等)を当日持参ください。
- 相談当日は、医療・介護連携室までお越し下さい。相談場所にご案内します。
- 相談後、主治医宛に相談内容についての報告書を郵送にてお送りします。
9. 申し込みに際して必要なもの
- セカンドオピニオン依頼申込書(予めご用意のうえ郵送ください)
- セカンドオピニオン受診同意書(ご家族のみで相談を受ける場合に必要になります)
※:同意書は本人が記載したもののみ有効です。こちらも予め郵送ください。
- 相談当日は、相談者の本人確認ができるもの(保険証、免許証等)が必要になりますので、ご準備ください。
10. 主治医の先生より用意していただくもの
- 「診療情報提供書」
- 「検査資料」として、①血液検査の結果 ②レントゲン検査、MRI検査、CT検査、超音波検査等の画像データ ③病理組織検査や画像検査等の報告書などをご準備ください。
11. 他院への希望
当院に入院・通院中の患者さんが、別の医療機関の医師に、セカンドオピニオンを求めることができます。また、院内の他科医師へセカンドオピニオンを求めることもできます。ご希望の方は、主治医にご相談ください。
12. ご注意
- 主治医の先生からの情報や検査資料がない場合には一般的なお話しかできず、有効なセカンドオピニオンが提供できませんので、診療情報提供書、検査資料などの資料を必ず予め郵送ください。
- セカンドオピニオンの当日に当院の一般外来の予約はおとりいただけません。
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