当院の主要診療圏は、御殿場市(人口約9万人。外国人登録含む。)及び駿東郡小山町(人口約2万人)を中心とする地域ですが、隣接の裾野市はじめ静岡県東部地域や神奈川県の箱根町、足柄地域、山梨県の富士吉田市、山中湖村、忍野村方面からも多くの方が受診しています。
また、御殿場・小山地域には、世界文化遺産の富士山、プレミアムアウトレット、時之栖、富士スピードウエイなどの観光客や青少年交流の家をはじめ企業の研修保養施設等の利用者の来院も多くあります。
外来については、診療精度の向上を目指し、各種検査の機器の更新を積極的に行い、また、コメディカルの技術向上を推進した結果、診断・治療能力は着実に進みました。
当会では各種検査結果は当日治療に反映できるよう努めており、結果、迅速な診断を可能にしております。加えて、待ち時間対策としてサテライト入力を導入、診察・スタッフの動線の改善により待ち時間短縮が進み、患者様のスムーズな受診に繋がりました。しかし、患者様増加の対応に追われる場面も多く、顕著な改善とは言い難い状況であり、29年度には電子カルテ化を果たしました。
年間延受診者数 | 164,161人 (昨年158,316人) |
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1日平均外来患者数 | 559人(昨年539人) |
入院については、収益面では大きくマイナスとなってますが、これは、満床で断わらざるを得ないケースも多いことから、新入院患者数が激減したことや、平均在院日数が伸びたことが要因となっています。
1日平均入院患者数 | 83人(昨年98人) |
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平均在院日数 | 9.9日(昨年12.0日) |
入院延べ患者数 (24時現在の集計) | 27,405人(昨年33,100人) |
年間新入院件数 | 2,771人(昨年2,653人) |
富士病院は二次救急医療機関の指定を受けています。内科、循環器内科、外科、小児科をはじめ各科において、休日夜間の受け入れ態勢をとっています。
毎週2日ずつ内科及び外科の二次救急医療を担当し、第4土・日は内科を、第2、第5土・日の日当直の外科も担当しています。
また、年に3回(4、8、12月の第2木曜日)ある御殿場市救急医療センターの休診日には、センターの委託を受けて、診療を代行しています。
さらに、沼津市、三島市、裾野市の内科について、広域救急担当を月2回(第2木曜、第4火曜)実施しています。
心疾患 | 142件(前年148件) |
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呼吸器疾患 | 100件(前年160件) |
消化器系疾患 | 91件(前年94件) |
脳血管疾患 | 26件(前年43件) |
小児救急 | 20件(前年27件) |
外傷系 | 21件(前年34件) |
中毒 | 7件(前年10件) |
不明 | 9件(前年4件) |
その他 | 306件(前年396件) |
合計台数 | 722件(前年916件) |
休日・時間外救急対応件数 | 310件(前年354件) |
広域救急受入(沼津2次救急内科担当) | 0件(前年15件) |